やっと学園があった北海道医療大学駅

◆やっと学園があった北海道医療大学駅

3駅連続で貨車駅が続いていたが、次の北海道医療大学駅はさすがに貨車駅ではなかった。1981年に仮乗降場として開業した比較的新しい駅である。札沼線はこの駅を境に、明暗がくっきりと分かれてしまう。ここから先札幌までは、通勤通学の利用者が格段に増え、車両も単行運転から複数運転に変わるのだ。しかしながらこの駅を過ぎるとここまで紹介してきたような利用者の少ない寂しい路線に一変してしまうのだ。

この駅は無人駅なのだが、駅員らしい人が居る。しかし駅員ではなく、大学関係の警備をされている方である。その方に少し話が聞けたので書いてみると、この辺りは大学以外は、何にも無い田園地帯だそうで、大学関係の人しか駅を利用していないと言っても過言ではないそうだ。そして、大学についてもいろいろ教えてくれたが、そのことはここに書くのはやめておこう。

ホームは単式の2面2線となっており、大学よりの１線は行き止まりのホームとなっている。混雑時は６両編成の気動車が運行されている。さぁ、いよいよここからやっと学園都市線と呼べそうな路線となる。が、筆者は寂れた駅の方が好きなのだ。