豊ヶ岡駅 (札沼線)
◆森に囲まれた静かな豊ヶ岡駅
昨日のブログで札比内駅について一つ書き忘れたのだが、古い駅舎に似合わず、鉄筋コンクリート製のトイレが新設されていたことを追加して次の豊ヶ岡駅に向かおう。
国道の賑わいが札幌に近づくにつれ、段々と激しくなってきたような気がする。雄大な石狩川が見え隠れしながら国道を札幌方面に進むと石狩平野のど真ん中に忽然と山のような丘陵地帯が現れた。そして、国道筋に「豊ヶ岡駅→」の立て札を発見したが、少し行き過ぎてしまったので、安全なところまで直進し、Uターンしてきて立て札のあったところの道を進んで行った。国道から一歩中に入るとこの辺りの丘陵地帯は、原始林のような風景が広がるところのようで、とても寂しいところのようだ。豊ヶ岡駅は昨年も訪れていたので、難なく辿り着けたが、初めてくる方には非常にわかりにくい場所に存在する超秘境駅なのだ。まるで神隠しにあったようなそんな場所に存在する駅なのだ。この駅を発見するコツは道路に跨線橋を見つけることだ。跨線橋から線路を望めば豊ヶ岡駅が見えるのでその近くにあるわかりにくい進入路を100mほど入ると駅が見えてくるはずだ。
昨年は台風で屋根が破損していたが、修理されているようで少し安心したのであった。しかし、すごいレトロな待合室なので感慨もひとしおなのだが、かなり古いのでトイレを借りるのは少し勇気がいる。
一番列車が来る時間まで15分ほどあったので、近くを散策しながら列車を持つことにした。カッコウは鳴き、虫の声がしか聞こえない癒し効果抜群の秘境駅である。やがて札幌方面に一番列車がやってきたが、乗降客は誰もいない。ただ筆者だけが列車を見送るだけであった。
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