田園に囲まれた静かな鶴沼駅

◆田園に囲まれた静かな鶴沼駅

新十津川駅を出て札沼線の数駅を見てきたが、ここまでの訪問した駅はいづれもかなり利用者が少ない寂れた駅のようだった。次に向かった鶴沼駅も期待通りの寂れた駅だった。駅の近くには大きな建物があって民家のあるようなのだが、駅周辺には田園風景が広がるとても長閑なところであった。駅からは大きな建物以外は田んぼしか見えないという感じだある。駅舎はなく鉄製の於札内駅と同じ形の古い待合室が設置されていた。ホームは南下徳富駅と同じコンクリートと板張りのコラボレーションが施されたローカル情緒豊かなものとなっていて筆者好みの駅であった。ホームの真ん中辺りが板張りとコンクリートの境になっているが、どうやらこの下には用水路が通っているらしく水が流れているようだった。駅の下を水が通って反対側の水田に水を供給しているのだろう。

一面に広がる水田には、苗が植えられていて成長を待つばかりのようである。収穫の秋に一度再訪してみたいと感じさせる鶴沼駅であった。